概要

ArchLinuxの環境でもKindleで購入した書籍を見たかった。 ArchWikiを見ればほとんどのことは書かれているが、個人的に実施したことをメモする。

https://wiki.archlinux.jp/index.php/Waydroid

前提

  • yayはインストール済み
  • git導入済み
  • Pythonはuvで管理する

Waydroidを導入する

yayでWayDroidをインストールする。

yay -S waydroid

初期化する。 GAPPSを指定することによってGoogle Playアプリストアのアプリがインストールされる。

sudo waydroid init -s GAPPS

Googleアカウントにデバイスを登録する

自身のGoogleアカウントに仮想環境のAndroidIDを許可する。 AndroidIDを取得するためにシェルに入る。

sudo waydroid shell

シェルで以下を実行する。GAPPSを指定しなければcom.google.android.gsfディレクトリが存在しない。

ANDROID_RUNTIME_ROOT=/apex/com.android.runtime \
ANDROID_DATA=/data \
ANDROID_TZDATA_ROOT=/apex/com.android.tzdata \
ANDROID_I18N_ROOT=/apex/com.android.i18n \
sqlite3 /data/data/com.google.android.gsf/databases/gservices.db \
"select * from main where name = \"android_id\";"

取得したを以下に入力する。

https://www.google.com/android/uncertified

ARM対応する

ArchLinuxをAMDのx86_64のCPUで動かしているためARMに対応する。

https://github.com/casualsnek/waydroid_script

# git clone
git clone https://github.com/casualsnek/waydroid_script

cd waydroid_script
sudo uv pip install -r requirements.txt
# 自環境では以下を追加しないと実行できなかった
sudo uv add dbus-python gbinder pycairo PyGObject 
sudo uv run main.py install libndk

Kindleのインストール

Androidを起動する。

sudo systemctl start waydroid-container.service 
waydroid show-full-ui

あとは、通常のAndroid同様にKindleをインストールする。

(追加) Googleアシスタントの無効化

Winキーに反応してGoogleアシスタントが起動するので無効にする

waydroid-scriptでSmartDockというランチャーも導入できるので併せてインストールしPCモードにする。

sudo uv run main.py install smart-dock

縦ディスプレイにきれいに収まるようになった。